現代において芸術活動が取り組むべき課題とは、この世界が成り立っている構造そのものに視点を向けなければならないのものではないかと考えています。

一つの土地で行った芸術祭を異なる土地で行われる演劇祭に参加させるという発想はこのような背景を持って生まれた一つの試みです。

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この試みは、同じ土地・同じ演劇祭という場を前に、異なる視点をアーティスト、観客、関係者がお互いに投げかけ合う事で、各々が所属している文化・環境・価値観を再認識し、再構成する場となる事を狙いとしています。

 

その過程を経て広がる視野や関係性、人との繋がりは​疫病の蔓延や、戦争の勃発、必ず来るであろうと予想される大地震や気候変動等の天災を前に、人が人として対抗できるだけの強さ、即ち創造性を私達に与えてくれるものだと信じています。

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この試みを是非ご覧いただければ幸いです。

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​山田企画代表　山田洋平