おなじ月をみる
このタイトルは一休さんで有名な一休禅師の短歌からきています。
分け登る 麓の道は 多けれど
同じ高嶺の 月をこそ見れ
舞踊や音楽、華道や茶道、書道や作庭などの藝術・工芸の活動や、学術に至るまで、進んでいる道や目指す先は違っていてもどこかで
同じ月を見ているのではないでしょうか。
芸術祭「同じ月を見る」は、多種多様な表現形式を網羅しながら、その根源にある人間の普遍的な感情や思考を探求する試みです。
トキを重ね、層を重ね、それぞれの月を見る。
この芸術祭では、すべてのプログラムが、互いに影響し合いながら発展していくインスタレーションで構成されています。
最初の作品が、物語の始まりのような役割を果たし、その後、それぞれのアーティストがその物語に新たな章を書き加えていくことで、奥深い空間が創出されます。
この空間は日々変化し続け、来場者が訪れるたびに、新しい発見や感動に出会えるでしょう。
そして、この芸術祭には、お茶を介して人々が繋がる場も設けられています。お茶会のような、また喫茶のような、そんな居心地の良い空間で、来場者同士が交流し、共に作品の世界観を深めていくことができます。
10月5日14:00~ 定員15名
名付けようのない季節
藤木と山﨑によるアートコレクティブ
自然がもたらす事象とパフォーミングアーツのもつ文学的要素を掛け合わせて
独創的な時間を創造する
空間に表象の錘(おもり)を置く
藤木卓(MINAMO) @minamoft
山﨑広介(山﨑広介箱庭設計)@yamazaki.kouske
※写真をクリックするとプロフィールが表示されます。
10月6日13:00~15:00 定員15名
O・(KI)・MI・YA・GE
「亡命する知」委員会 from Welcome Japan
思い出すための手がかりとなる「お(き)みやげ」を持ち寄り、持ち帰れる場を茶会として浮かび上がらせる。
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このイベントでは、参加者一人ひとりが持つ記憶のかけらを、絵はがきという形で形にし、交換することで、新たな物語(=おみやげ)を紡ぎ出します。
英語で「おみやげ」を意味するsouvenirという言葉は、フランス語では「思い出させる」、「想起させる」、ラテン語では「思いつく」という意味を持ちます。つまり、「おみやげ」とは、記憶を呼び覚まし、人と人との繋がりを深めるための大切な媒介物なのです。
長い歴史をもつ温泉地であること、そして北前船の拠点の一つであったことから、多くの人々が行き交った加賀の地。その交流の中で加賀から持ち出されたもの、加賀に入ってきたものは何だったのでしょうか?
数々の「おみやげ」は、人々の記憶の中に深く刻まれています。このイベントでは、そんな記憶を呼び覚まし、新たな「おみやげ」を創出します。絵はがきを通して、参加者同士が交流し、新しい繋がりを生み出すことを目指します。
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住所
石川県加賀市山代温泉
7−17−225
※専光寺では問い合わせを受け付けておりません。主催の山田企画にお問い合わせください。
※お車でお越しの方は、近くのあけぼの駐車場をご利用ください。
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開催期間
2024年
10月5日、6日
20時ごろまでインスタレーションをご覧いただけます。